粉体特性評価のためのデザインスペース開発

2023年10月3日

概要

粉体の特性評価は単一パラメータで行われるものではなく、粉体の挙動に関する有用な知見を得るためには複数のメトリクスが必要になることがよくあります。しかし、一見バラバラに見える多数のパラメータは混乱を招き、有用なデータが不明瞭になる危険性があります。ここでは、製造工程における候補粉体の選択のための予測モデルを作成するために、複数の試験手順からのデータを統合する方法について説明します。ご紹介する方法は製薬業界の錠剤製造に焦点を当てたものですが、有用な試験方法論と粉体選択のための明確な指標を提供するために、この方法は幅広い業界で使用することができます。

スピーカー

ガイ・スティンプソン

ガイ・スティンプソン

アプリケーション・サイエンティスト、フリーマン・テクノロジー

ガイ・スティンプソン博士は、英国を拠点とするMicromeritics 社、フリーマン・テクノロジーのアプリケーション・サイエンティストである。プリフィスゴル・アベリストウィス大学で天体物理学の学士号を取得後、ウォーリック大学で実験量子物理学の博士号を取得し、ナノダイヤモンド中の窒素空孔の光検出磁気共鳴(ODMR)を磁気測定と量子センシングに利用する研究を行った。

ガイは、アプリケーション・サイエンティストとして、産業界の研究者やエンジニアと密接に協力し、粉体流動システムの試験方法を開発・導入し、効率改善と産業スループットの最大化のために、新しい市場や新しいアプリケーションに高度な粉体試験を導入している。

オンデマンドで入手可能